村上 絵美 / Emi Murakami

建築、美術史を学ぶ。1989年からフリーで空間デザインとしてのグラスワークを制作。JCDデザイン賞2003奨励賞。現在「身の回りにあるガラス」をテーマに建築空間のグラスワークの企画、遊び心のあるグラスウェアを手がけている。

グラスはありふれたものですが、テツガク的に見ると世界の象徴にも思えてきます。自分とその外側の世界。私達は色々な窓から外を見ています。網戸越しに小さな空をみつける自分の部屋、仕事場のブラインドから見るシュレッダー状の風景、西日の当たるカフェの片隅でつかの間輝く網入りガラス。Window glassはそんな世界のミニチュア。ふと窓に目をやりながら想いにふけったあの時。忘れていた大切な記憶をWindow glassは呼び覚ますかもしれません。あなたはどんな窓を見つめてきましたか。